千葉県での民族教育

7つの国語講習所

解放直後、盧晟容さんの呼びかけの下、千葉市今井町で7人の同胞児童を募り「国語講習所」を開いたのが、千葉県での民族教育のはじまり。
1946年9月13日、教員5人、児童81人を集め、朝聯千葉初等学園(校長・金永吉)が開設時を同じくして、船橋・東葛・木更津・館山・茂原・横芝でも初等学園が開設され、7つの初等学園で386人の子どもたちが学ぶ。

敗戦直後、日本には失業者や家をなくした人々が溢れかえって時代。
同胞たちもそれ以上に貧しさと食糧難に苦しんでましたが、それでも同胞たちは食費を削りながらこぞって学校建設募金に参加されました。

1946年3月10日、朝聯船橋支部拡大常任委員会が招集され次の様に決まる。
①朝聯船橋朝鮮人学園建設委員会の会員は15人。
②土地は船橋市内の400坪くらい。
③予算100万円。
④木造平屋で教室5つ、特別教室1つ、宿直室、トイレを作る。
⑤基金は6つの分会に振り分ける。
⑥建設委員長として崔サンボンさんを推薦。

当時を知る人々は「一日一日がやりがいに満ちた日々だった」と言います。
しかし、「解放された祖国の南半部では愛国勢力の拡大を恐れた米国が愛国者を処断し、軍政を実施。祖国の完全独立を阻んでいた。
こうした知らせは、故郷にいち早く帰ろうとしていた同胞たちに大きな不安を与え、先に帰った同胞からは米軍がわが物顔をしていて人々は日帝時代同様、蔑みと搾取に悶えているので帰国を先延ばしにするのが良いとの知らせが途絶えなかった。

1949年10月の「朝鮮人学校閉鎖令」によって、各学校は「民族学級」に姿を変え、1951年9月に自主学校として復帰。千葉朝鮮初級学校に中級部が併設されたのは1956年のことです。


千葉朝鮮初中級学校の歩み

1945年10月~11月 千葉市今井町に「国語講習所」開設。校長・盧晟容 児童7人
・「朝聯千葉初等学園」1946年9月13日創立(千葉市今井町)校長・金永吉、教員5人、児童81人。
  以後6つの初等学園設立。
・「船橋朝聯初等学園」(船橋市湊町)校長・張寿煕、教員5人、児童138人
・「朝聯東葛初等学園」(東葛飾郡田中村)校長・高泰錫、教員3人、児童57人
・「朝聯木更津初等学園」(木更津市中央)校長・金斉石、教員3人、児童29人
・「朝聯茂原初等学園」(茂原市田久)校長・任陽在、教員5人、児童42人
・「朝聯横芝初等学園」(山武郡横芝町)教員3人、児童26人
・「朝聯館山初等学園」(館山市)校長・李起東、教員2人、児童13人
1949年10月  「朝鮮人学校閉鎖令」発令、県内の各学校は「民族学級」に
1950年1月 千葉県第1朝鮮人小学校(千葉市)として自主的に学校運営。生徒20人余
1951年9月 民族学級が自主学校として復帰、「千葉県朝鮮人小学校」に発展
1955年6月 千葉朝鮮初級学校に改称
1956年4月1日 「船橋民族学級」を自主学校として「船橋朝鮮初級学校」に改称
1961年11月 「千葉朝鮮初中級学校」建設委員会発足
1962年4月1日 千葉と船橋の2校を統合、中級部を併設し「千葉朝鮮初中級学校」に
1963年1月10日 新検見川に新校舎竣工
1966年12月 「千葉朝鮮学園」を千葉県知事が認可
1979年12月2日 新校舎竣工
1983年7月2日 「オモニ会」発足
1984年4月11日 市自治体による千葉朝鮮学園振興協議会発足
1984年10月 オモニ会主催の学校チャリティーバザー開催(以後、毎年)
1985年4月 千葉県からの助成金獲得
1986年10月2日 図書室・給食施設・コンピューター室を増築
1990年9月 千葉地域商工会が図書寄贈(以後毎年)
1992年 オモニ会がスクールバス「オモニ号」寄贈
1994年 第1回千葉朝鮮学園チャリティーゴルフコンペ開催
1994年4月1日 JR各社通学定期券割引率差別是正(87年、千葉のオモニたちから運動が始まった)
1996年9月13日 千葉市中学校体育連盟加盟
1997年1月 千葉朝鮮初中級学校連合同窓会「オソルパラム」結成
1997年7月 千葉市中学校総合体育大会参加
1998年12月23日 「オソルパラム」書庫、倉庫、サーチライトを寄贈
1999年 運動場整備
2000年10月28日 「朝鮮学校を支援する千葉県自治体女性議員の会」発足
2003年4月1日 千葉県青商会が初級部新入生に制服贈呈(以後毎年)
2003年6月22日 「アボジ会」発足
2003年9月4日 県内教育関係者による「朝鮮学校を支援する会」発足
2005年4月1日 千葉県青商会が中級部女生徒にチマ・チョゴリを贈呈(以後毎年)
2005年9月 「アボジ会」がスクールバス「チュルバル号」贈呈
2006年8月 愛校「一口運動」開始


千葉朝鮮初中級学校の運営

本校は学校法人千葉朝鮮学園及び在日本朝鮮人千葉県教育会が学校の運営にあたってます。
本校は自主運営なので学校運営にかかる費用は、通学生学父母から納めて頂く学校運営費並びに在日同胞の一般寄付金でまかない、僅かですが国の助成金等で運営してます。
助成金は学校教育法で定められる1条校に準じる学校としての認定を受けられれば100%支給されますが、今のところ残念ながら我が校は認定されてないので完全支給されておりません。
いかなる環境でも我が民族学校を守ろうと、学校&教育会&同胞が一致団結して、また暖かい声援を下さる日本の友人及び近隣の住民のご協力を得て、民族教育の発展を目指し日夜努力しております。
皆様のさらなるご理解、ご協力、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

★《月一口1,000円》愛校運動にご協力お願いします。


千葉朝鮮初中級学校の教育目標

1.民族に対する誇りと自覚、民族的アイデンティティの確立をめざす。
2.母国の言葉をはじめ幅広い教科を通じ現代社会に対応する豊かな同胞社会を築く力を養う。
3.健全な心と体を養い日本の方たちとの真の友好親善を図り相互の人格と立場を尊重しながら国際社会に役立つ人間形成をめざす。


千葉朝鮮初中級学校のカリキュラム

初級部(週当時間数)

学  年
1年
2年
3年
4年
5年
6年
授業週数
34
35
35
35
35
35
1
社会
1
2
2
2
2
国語
9
8
7
7
6
6
3
朝鮮歴史
2
4
朝鮮地理
2
5
算数
4.5
5
5
5.5
5.5
5
6
理科
3
3
3
3
7
日本語
4
4
4
4
4
4
8
保健体育
2
2
2
2
2
2
9
音楽
2
2
2
2
2
2
10
図工
2
2
2
2
2
2
土曜日補充授業
1.5
2
2
1.5
1.5
2
科目数
6
6
8
8
9
9
週当授業時間数
25
25
28
29
30
30
年間授業時間数
850
875
980
1015
1050
1050

中級部(週当時間数)

学  年
1年
2年
3年
授業週数
35
35
35
1
国語
5
5
5
2
社会
2
2
2
3
朝鮮歴史
2
2
4
朝鮮地理
2
5
数学
4
4
4
6
理科
4
4
4
7
日本語
4
4
4
8
英語
5
4
4
9
保健体育
2
2
2
10
音楽
1
1
1
11
美術
1
1
1
12
家庭
1
13
情報
1
1
土曜日補充授業
1
2
2
科目数
11
11
11
週当授業時間数
32
32
32
年間授業時間数
1120
1120
1120


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